会社を解散するメリット 破産や休業との比較

①会社を解散するメリット、会社の倒産との違い

会社を解散するというのは、会社組織をなくすことをいいます。こういった、会社がなくなる、ということで言うと、似た言葉に会社の倒産がありますが、この会社の解散と、解散の倒産は違っています。

会社を破産させるのではなく、会社解散するメリットとして、この会社の倒産との違いを見ていきましょう。破産と、会社の解散についての違いを理解すると、会社解散の根本的な利点が理解できるようになってきます。

そもそも会社の倒産というのは、その会社の経営が行き詰ってしまった結果、ということができます。具体的には、会社更生法や民事再生法によって、破産申請をしたり、不渡りを出したり、というような状態になってきます。こういったことを、法的に破産というのです。

これに対して、会社解散というのは、主体的に会社組織を消滅させる手続きを取る、という事だといえます。具体的には、会社の解散においては、決議を取るなどの手続きが必要となってきます。そして、会社の解散について言えば、倒産していなくても解散するという事も可能です。

その会社における将来の見通しが立たないと、自主的に判断して、経営者が解散をするという場合もあり、その計画性や自主性が、会社の破産と異なる、会社の解散の大きなメリットといえます。

②会社解散させるメリットについて

一度作った会社も、その業績が思わしくなかったり、経営的に将来性がないと判断した場合には、その会社をなくす、という判断をする場合があります。

こういった判断において、会社を休業させる、ということもありえますが、会社を解散させるという場合もあります。

この場合、会社を解散させるメリットについてみていきましょう。特にここでは、会社を休業させる場合と比較して、その利点にポイントを置いてご紹介します。

会社を解散させる場合には、休業中とは異なって、会社が消滅しますので、一旦解散の手続きが終了すれば、以降、手続きに追われることがなくなるのがメリットといえるでしょう。

休業の場合だと、会社はまだ存続している、という状態になります。よって、たとえ事業や収益が発生していなくても、税の申告であったり、役員が変わった場合の変更の手続き等といったものについては、休業後も継続して必要になってきてしまうのです。これに対して、手続きなどもなくなるのが、会社解散する利点の大きなものの1つです。

ただし、一旦会社をしてしまうと、会社の休業の場合とは異なり、また事業を再開する、ということはできなくなりますので、その点は注意も必要です。

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